AUROは自然塗料のメーカーとして、人と自然の健康を守り育むことを目的として、日々研究開発を重ねています。
AUROの創業者でありエコ・パイオニアでもあるヘルマン・フィッシャー博士は、1970年代末からすでに「グリーンケミストリー（環境に優しい化学）」の実現に尽力してきました。
日用品を従来の石油由来ではなく、植物、藻類、微生物、鉱物由来の原料をベースに製造することを目指しており、
創業当初から、塗料、ラッカー、ウッドステイン、オイル、ワックス、そしてクリーナーの開発と製造において、植物や鉱物由来の原料を活用してきたのです。
「再生可能エネルギー源と再生可能な原材料を一貫して活用することだけが、私たちの社会を、真の意味で"孫の世代に引き継ぐにふさわしい"ものにするのです。」
— ヘルマン・フィッシャー博士 AURO 創業者 & エコ・パイオニア
1983年の創業以来、AUROはサステナビリティを企業理念の中心に据え、自然由来の製品を通じて持続可能な経済活動と気候保護に取り組んできました。
天然や自然に徹底的にこだわりつつも、軸となる高品質かつ高性能な製品を目指すという商品開発はAURO独自の理念であり、
長年培った原料に関する知見を大いに活かしながら、技術・品質と環境科学を融合させ、更なる高みを目指して日々研究開発に勤しんでいます。
これにより、ドイツ人のこだわりのクラフトマンシップと自然とともに生きる道を大切にする精神によって生まれたAUROの水性塗料やウッドケア製品、
クリーナーなどは、優れた性能を発揮しながら、使用後も自然の循環に還元することができるのです。
また、外国の原料産地においても、公正なパートナーシップを築き、持続可能な調達を推進しています。
AUROにとって、生物多様性と気候保護は最も重要なテーマです。
再生可能エネルギーの活用、自然保護団体NABUとの協働、リサイクル原料から作られた包装の利用を通じて、環境への負荷を減らし、持続可能な社会の実現に貢献しています。
さらに、原材料の調達においては、サプライチェーン全体や取引先とのネットワークに責任を持ち、社会的にも環境的にも持続可能であることを重視しています。
経済的・実務的に可能な範囲で、生産現場においても社会的・環境的に配慮し、公正な取引を推進しています。
その一例が原料のアチョーテ（紅の木）です。
外国の原料産地から調達する際には、サプライヤーに対し、国際労働機関（ILO）の基本基準に基づく社会的規範への同意を求めています。
そこには、児童労働の禁止、生活賃金の保証、人道的な労働環境、自由な団体交渉などが含まれます。
天然原料や自然由来にこだわるAUROにとって、豊かな自然を維持することは欠かすことのできない要素です。
多様で常に再生可能な植物由来の成分に基づいたAUROのものづくりは、Biodiversity（生物多様性）の一部となっています。
幅広い製品を製造するために、AUROは自然から得られるオイル、樹脂、ワックス、顔料を活用しています。
そのため、AUROが製品に使用する天然原料は、加工後も自然の物質循環に戻すことができます。
製品そのものが乾燥後には堆肥化が可能なので、それらを塗布された木材も同様に堆肥化することができます。
さらに、原料を加工する工程は、できる限り環境にやさしい方法で設計されています。
AUROにとって重要なのは、Biodiversity（生物多様性）を守り、資源を節約しながら持続可能に利用していくことです。
その一環として、AUROは仕入先や農家の方々と長期的なパートナーシップを築き、彼らの経済的安定性をも確保するよう努めています。
AUROはプラスチック廃棄物を有効活用し、リサイクルされた海洋プラスチックから作られたペイント容器を使用することで、海への負担を軽減しています。
例えば、使用済みの漁網、トロール網、ロープなど、海事産業から再利用されたものを資源として用いています。
さらに一部は、家庭ごみのリサイクル収集（ドイツにおいてイエローバッグ／イエローごみ箱によって分別回収された物など）による
PCR（ポストコンシューマーリサイクル）も含まれており、これらの容器は再びリサイクルすることができます。
ガラス、金属、プラスチック―AUROの包装は、デリケートな中身を守るために多くの役割を果たしています。
AUROは、環境への影響をさらに減らすため、より良い包装を実現できるよう日々努力しています。
